East Coast Showに出店してきました。
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8月11日〜13日の3日間、アメリカはマサチューセッツ州ウェスト・スプリングフィールドにて第19回East Coast Gem, Mineral & Fossil Showが開催されました。小売業者139社・卸売業者59社・合計198社が出店する、東海岸では最大規模の鉱物ショーです。
キーズミネラルスは今回初めてこのショーに出店しました。その初体験ミニレポートをお届けします。
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10日・セットアップデー。朝9時に会場のBetter Living Centerに到着。入口で出店のための関係書類と州の売上税申告書を受け取り、まだほとんど誰も来ていない薄暗い会場内へ。一歩足を踏み入れた瞬間、そのフロアの広さに圧倒されました。人がいっぱい入っても閑散と見えてしまいそうです。
早々と自分のブースのセッティングを済ませ、買い付けモードに突入しました。そしていきなりの大収穫。マサチューセッツ州のディーラー・Studio Cのブースで乙女鉱山産のシャープなライン鉱を見つけました。風格のある男前な標本とでも申しますか。写真を撮るのが楽しみです。
出店者のセッティングの邪魔にならないよう気をつけながら初日の買い付けを済ませ、ブースをシェアしているAlfredo Petrovの到着を待っている間に友人のJohn VeevaertとCrystal ClassicsのIan Bruceが会いに来てくれました。Websiteには載せていない日本産鉱物のみを展示していたことに驚いていたようです。
Ian Bruce(左)とJohn Veevaert。手にしているのは逸見石とパイロクスマンガン鉱。
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11日。いよいよショーがスタート。
前述のとおり、キーズミネラルスはクオリティーの高い逸見石の標本や木浦鉱山の亜砒藍鉄鉱、文挟クレー鉱山の燐灰石、亀岡の桜石等、本邦産の鉱物標本を中心に展示販売。何人ものお客様が足を止めて食い入るように標本を観察していました。
今回パートナーとして行動を共にした新木絵里子は、オリジナルデザインのシルバーのペンダントトップを展示。原石を使ったユニークで大胆な作品は多くの方から絶賛されました。お手持ちの鉱物でアクセサリーを、とご希望のお客様はキーズミネラルスまでお問い合わせください。
それではショーで特に目を引いた標本や注目のディーラーをご紹介しましょう。
ミズーリ州のディーラー・Dan Weinrichは明るい赤紫色のベトナム産エルバイトを展示。中には博物館クラスの大きさを誇る標本も。迫力満点でした。
コロラドのディーラー・Dudley Blauwetのブースでは、パキスタンーアフガニスタン系の宝石質な鉱物標本が所狭しと並べられていました。
ご存じ、コレクターズ・エッジのブース。トップクラスの標本がずらっと並んでいました。中でもJonas鉱山産の赤いエルバイトの群晶にはノックアウトされました。写真を撮り忘れるほどに...
Collector's EdgeのSteve Behlingさん(左)とRichard Jacksonさん
Scott Werschky(Miner's Lunchbox)。キーズミネラルスのちょうど真後ろに彼のブースはありました。世界中の鉱物を扱っていますが、特にペルー産鉱物が得意なディーラーです。
彼はとっても気の利く人で、先のフランス・サンマリーショーで買ってきたアルザス産リースリング(白ワイン)をわざわざ持ってきていまして、最終日の後片付けのときに仲間同士でゴチになりました。次回は私が日本酒を持ってくるという宿題が課せられましたが。
新宿ショーでおなじみ、AAA Mineralsのリュー先生が中国産鉱物の全産地を網羅した画期的な本を遂に出版!タイトルは"Fine Minerals of China"。 写真はJeff Scovil氏によるもの。これは快挙です。もちろん私も一冊注文しました。
さて、会場内で起こったトラブルの話をひとつ。
まずはこのお店の陳列をご覧ください。
事の次第はこうです。ひとりのお客様がお買い物の交渉をするために前のめりになって話をしているうちに、テーブル前方に陳列されていた大きな磨き石を体で押してしまい、後ろに並べられていたさらに大きな石(翡翠だったような気がします)が落ちて割れてしまいました。結末はショーの運営者が間に入り商品を壊してしまった本人が弁償することで落着しましたが、楽しいショー会場が一変するような騒ぎになりました。
商品の展示の仕方にも問題があるのは否めませんが、損害賠償しなければならないのはあくまで壊してしまった側です。買い物に夢中にあるあまり、注意力が散漫になることはよくあることです。気をつけましょう。
最後に。
出店してみてあらためて感じた事はまず、マナーの良さです。無言で標本を触ろうとする人はひとりもいませんでしたし、触り方も丁寧でした。貴重な鉱物標本の扱い方を心得ているなぁと感心した次第です。
ただ、何人かのディーラーがテーブルに"Don't touch"の札を置いていたことを考えると、皆が皆丁寧なわけではなさそうですが。
また、リュックサックを背負っているお客様もかなり少なかったです(というか、いなかったような気がする)。ほとんどのお客様は手ぶらでした。業者が手提げ袋を用意してるのでリュックは必要ないんです。これは日本でも同じですね。
何もリュックを持ってショーに来るのが悪いというわけではありません。ただ、肩に担いだり背負ったりしたままショー会場をうろうろするのは、ね。欧米のショー会場は通路が広いからリュックをぶつけられることはほとんどないですが、ぶつけられるとドキッとしますし、標本を手に持って観察しているときに「ドン!」とこられると冷や汗が流れます。どうしても大きなかばんを持って行きたいのなら、折りたたみできるトートバッグみたいなのがオススメ。キャスター付きのキャリーバッグも悪くないと思いますが、日本だと通路が狭いから迷惑がられるかも。
マナーなんて言葉を使うと話が固くなっちゃうので嫌なのですけれど、要はトラブルを未然に防ぐということなんですね。それが出来る人と出来ない人がいる。アクシデントというものは注意していても常に起こり得る、ということを考えない人がいる。これはもう経験と感性の問題ですから「マナーを守れ」ととやかく言ったところでどうにもなりません。
ただこうやって外国に来ると、マナーを身につけていることが如何に大切で、そのことが自分自身に如何に有利に働くかということを思い知らされます(レストランでの振る舞いとか、そういう一般常識的なものも含めて)。躾は宝です。
反省点。
予想どおり、英語力のなさを痛感しました。さすがディスカッションの文化が根付いた国だけに質問をガツンガツン浴びせられました。専門的な質問を早口でまくし立てられ、もう一度聞き返したことが何度もありました。それでもスマイルだけは忘れずに。張り付いた笑顔だったと思うけど(笑)
何はともあれショーは無事終了。新着品のアップをお楽しみに。
















