Jeff Scovil師匠が我が家にやってキタ━(゚∀゚)━!

いささか古い話ですが、10月11日から1週間、鉱物写真カメラマンのJeff Scovilさんが我が家にやって来ました。8月に開催されたアメリカ・マサチューセッツ州のWest Springsfield Showでお会いしたときに「日本に行くかも知れん。京都に興味があるねん」とおっしゃっていたのですが、まさか本当に来るとは思っていませんでした。しかも我が家に泊まりに来るとは!来訪のメールが来たのは9月26日。しかも旅券しか用意してなくて、ホテルも予約してない、行きは関空着で帰りは成田発。なんとも無茶な計画に焦りました。急遽知友人や知人に助けてもらい、Jeffさんに楽しんでもらえるようなスケジュールをなんとか立てました。

11日夕方、関空に迎えに行き我が家へ直行。

晩ご飯はとりあえず手料理で歓迎ということで魚介類のスパゲティ。あさりとハマグリをたくさん入れたトマトソースの細麺スパゲティです。隠し味にフュメ・ド・ポアゾン(魚の洋風だしの素)とカイエンヌ・ペッパーを少々。これが旨い!師匠も満足されていました(後に聞くと貝類は基本的に苦手なんだそうでしたが)

日本に来ることができたのは、実はその前に北京で第1回国際ミネラルショーが開催され、そのショーに講演者として参加したから、との事。色々と問題があって、事情を聞くと「えぇえ〜〜〜?!」と思いましたが。

来日第1日目。嵐山を知人の天龍寺塔頭・永明院の國友憲昭和尚に案内してもらいました。

國友和尚は凄い人物で、アメリカのグリーンカードを持ってたりします。当然英語は堪能。国際派です。

和尚の案内で大堰川沿いにある日本料理屋・錦へ。味・雰囲気・値段、すべてに大満足。さすが和尚オススメのお店でした。

食事の後、天龍寺に戻り八方睨みで有名な雲龍画や、お庭を鑑賞。

そのあと、大河内山荘に向かいました。途中の竹林の道が美しかったです。

この時点ですでに4時過ぎ。天龍寺を後にし、急いで次の目的地・化野念仏寺へ。

しかし着いたときにはすでに閉まっていました。でも運の良いことに近くの愛宕念仏寺はまだ開いていました。ここも同じく多くの羅漢(石仏)を見ることが出来るお寺です。その中にカメラを構えた羅漢さんが。Jeffさん大喜びでした。



来日2日目。姫路に行きました。目的地は姫路城と、映画「ラストサムライ」の舞台となったことで有名な書写山圓教寺です。まずは姫路城へ。好天に恵まれ、最高の観光日和でした。

ここでケッサクな出来事が。ひとりの若い男性がJeffさんに自分の写真を撮ってくれと頼んでいました。カメラマンとは知らずに頼んだのか、はたまた鋭い勘が働いて「この人は写真家かも知れない」と思って頼んだのか...。僕は後者だと思うんですけどね。彼はどこからみてもカメラマンだし、その男性も結構いいカメラを持ってましたし。いずれにしてもさすがJeffさん、「こっちに立って」とか「こういうポーズで」とか指示していました(笑)きっと良い写真が撮れたことでしょう。

それにしても昨今は、外国人旅行者に臆することなく英語で話しかけることができる若者がいるんですね。すばらしい事です。その勢いでこんな将来性のない国はとっとと捨てて海外進出してください。

軽い昼食後、圓教寺へ向かいました。ここは僕にとっても初めて来る場所。壮大にして静寂。まさに聖地でした。

大講堂

ラストサムライの舞台ですね。勝元とオルグレンの会話シーンが脳裏によみがえります。



来日3日目。この日は観光ではなく大阪のカメラ屋巡りをしました。行き先は梅田ヨドバシとカメラのナニワ。巡礼コース。

ヨドバシではJeffさんは、僕が使っている小さいレフを保持したりするのに便利なツールをゲット。僕は前から買おうと思っていたマンフロのミニスタンドとスリック台(スタンドや三脚に取り付けられる小さいテーブル)を購入。これ、ノングレアガラスの向こうに設置したバック紙にアールを付けたり、バックグラウンドにグラデーションやハロを付けるためのファイバー・オプティック光源を置いたりするのにとても便利なんです。

カメラのナニワにはJeffさんがキヤノンの古いエクステンションチューブを探しているというので行ったんですけど、ここでは見つかりませんでした。店員さん曰く「その製品は古いからちょっと難しいですね」。確かに。

さて、最終日。帰りのチケットがなぜか成田発だったので、新幹線で一緒に東京に向かいました。せっかく東京に行くのだし、ということでホテルに一泊して東京のカメラ屋巡りをすることに。例のエクステンションチューブもなんとか手に入れて欲しいし。

とういうわけで銀座の銀一へ。

エクステンションチューブ、ありましたぁ〜! しかも安い! いやはや、ホッとしました。ついでに僕もTrue-Liteスタンドライトと、富士フィルム製ケーブル抜け防止用ホルダーを購入。

その後さらなる大人のおもちゃ、もとい、カメラグッズを求めて月島のセットショップへ。

ウッワー!!!でした。使えるおもちゃがイッパイ! お互い無言で自分が欲しい物を物色。Jeffさんはレフ保持用にせぼね君を数個購入、僕はミニブームを買いました。天トレ用にフラッグフレームも買いたかったのですが、某カメラマンサイトを見て自分も自作してみようかなと思っていたのでとりあえずやめ。作製失敗したら買います。

楽しいお買い物も済んでこの時点で午後3時。時間を持て余す二人。どうしようかなと思っていたところ、ふと堀さんのことを思い出し「Dr. Horiとは面識ありますよね?」と聞くと、無いという意外な返事。それはまずいということで練馬のお店へと直行しました。

堀先生はハッセルブラッドのオーナーで各国の鉱物写真家の写真を載せた写真集(持ってるんですけど、今手元にないのでタイトルがわかりません。ごめん)にもその名を連ねています。そんなわけで会話は写真の事ばかり。僕はただ間に座ってお話しを聞くだけ。その中で特に僕にとってとても有り難かったお話は、堀さんもJeffさん同様サンスターの大型ストロボを使っているということ。日頃定常光撮影に限界を感じつつ、どのメーカーのジェネを選ぶべきか迷っていた僕にとって決定打になりました。値段が値段ゆえいつになるかわかりませんが、近い将来僕もサンスターのジェネを導入します。

ところで堀先生。事前にお電話もせずに突然訪問した非礼をこの場でお詫びします。Vagabondな僕をお許しください。

さて翌日。成田から帰国なわけですがとんでもないハプニングが待っていました。ロサンゼルスから彼の最寄りの空港であるフェニックスまでの旅券が用意されていませんでした。旅行代理店に代金を支払っているにもかかわらず、です。空港カウンターで幾ら話しても無駄でした。

後に聞くとロス空港でなんとかなったそうですが、とんでもないですよね。旅券の手続きをしたのは中国系の旅行代理店とのこと。妙に納得。

Jeffさん滞在中は、毎晩遅くまで写真談義でした。僕にとってはすべて勉強になる話。

雑誌や本やウエブサイトの写真を見ながら、良い点や悪い点を話し合ったり。

鉱物写真コンテストで、写真学校を卒業して鼻高々なある女性カメラマンの作品を落選させたらめっちゃ恨まれた話とか。

雑誌や本の印刷や切り抜きが撮影者が意図するものとずれている悲しさとか。

キヤノンが如何に優れたカメラだとか。

Photoshopに頼りすぎる危険性だとか。

やっぱ100mmマクロだよねー、とか。

変則反射についてとか。

ツールの自作の楽しさとか。

至福の時間をすごさせていただきました。

成田空港にて。お疲れ様でした。