2007 Tucson Show Report Part 1 (1/24-1/31)
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1月24日午後10時半、定宿のOasis Motelへ着く。トラブル続出でへとへとに疲れました。まず関空からの便が機体に問題ありということで別の飛行機に変更、2時間遅れの出発に。当然国内便も変更になりサンフランシスコ空港で6時間(!)待ちのあとツーソン空港に行くことになりました。
空港で待機している間にモーテルへ電話するものの誰も出ず。夜10時を過ぎると事務所を閉めると聞いていたので焦る。過去にも便が遅れてこのモーテルに着くのが遅くなり、予約が取り消された事があるのです。そのときにはオーナーがもう一軒別のホテルを経営していて運良く空き部屋を手配してくれたから良かったのですが、今年はオーナーが変わったのでどうなることやら。
ツーソンへの便に乗り換える時に同じ便に乗っていたStones Clubの福島さんと出会う。「1月早々から運が悪いっすなー」
元旦早々唇を切って13針縫った僕にそういうことを言うなよぉ。ますますめげるじゃないか。
ツーソン空港に着いて再度電話。3回目にしてやっと内線で繋がる。時計を見るともう10時近い。「遅れるけど待っててね」と言い、予約しておいたレンタカー・Hertzのカウンターへ向かう。
一番安いエコノミー・カーを予約しておいたのに、僕を待っていた車はゴージャスなミドルクラスの車でした。こんな大きな車、運転したことがない。「大きい車の運転は慣れていないから小さいのに変えて」と言うと「エコノミーはもう無いのよ。これはゴールドメンバー向けのグレードアップサービスなの。同じ料金で大きい車に乗れるのよ。せっかくだからこれでドライブを楽しんで」と笑顔で言われる。なんかもう、これは神が与えたもうた試練なんだと思い覚悟を決めました。半笑いで。
睡魔に襲われながら運転し、モーテルに到着。しかしトラブルはまだ続いていました。
お湯が出ません。ボイラーが昨日壊れたとのこと。お風呂に入れません。
「もうなんとでもなれ!」てな気分でワインを買いに行き(夜中に買い物に出かけるのは危ないのですけれども)、ガバーと飲んで服を着たままベッドに倒れる
悪夢を見る。
翌日。Innsuite HotelのAlfredo Petrovの部屋に向かう。僕の標本を彼に委託して販売することになっているのです。ぱぱぱっと標本を並べて早速買い付けに走る。
Alfredo Petrov. Relaxin' at outdoor.
25日から31日まで毎朝彼の部屋に行き、しばらくしてから買い付けに走り、2時頃に一旦戻り、また6時まで買い付けに走る毎日でした。
買い付けと言っても僕の場合はほとんどがショー出店者からではないのです。他のディーラーと重なっているのはペルーとブラジル産の新しいロードン石とカリフォルニア産の斧石入り水晶ぐらいだと思います。
Alfredoの部屋にいると多くのコレクターやディーラー、業界の有名人に会うことが出来ます。そんな中で特に印象深かった人達について。
まず、Houston Museum of Natural Science(ヒューストン自然科学博物館)の鉱物関連のCurator(学芸員)、Mark Mauthnerに初めて出会いました。Jeff Scovilの愛娘・Leilaのフィアンセです。なんだか舞い上がってしまって写真を撮るのも忘れたし、ちゃんとお話しすることもできませんでした。どもっちまっただよ。トホホ。彼については下記をご覧ください
http://www.hmns.org/exhibits/curators/mark_mauthner.asp?r=1
次にBrandy Naugle。彼女は鉱物関係ポータルサイトのひとつであるThe Vugを運営しているJustin Buttの奥様であり、かつ優秀なデザイナーであります。
Brandy Naugle at Alfredo's room.
ツーソンに行く前に彼女にKey's Mineralsのバナーを作ってもらいました。ステキな日本式双晶のイラスト入りです。何人かはもうご存じですよね? The Vugにそのバナーのひとつがあります。そのうちリンクのページの最下部に彼女が作ってくれたバナーを置きます。
Brandyのサイト
http://www.zzyzxminerals.com/brandy.html
The vug
最後にもうひとり、素晴らしい標本を持つ若くて優秀でパワフルなディーラーに出会いました。日本人と取引したのは初めてだということだったので、名前は伏せます。彼からは幾つかの「幻の標本」を購入することができました。有り難いことです。
Innsuites Hotelで特に印象に残った標本を数点紹介します。
すべて撮影許可とサイトへの掲載許可を得ています。
まず、Collector's Edgeが展示販売いていたもの。
Rhodochrosite, Hedgehog Pocket, Sweet Home Mine. 7 cm wide.
Upper: Copper from Kewenaw, Peninsula, Michigun. 10 cm tall.
Middle: Japanese Law Twin Quartz from PC Mine, Montana. 7 cm wide.
Lower: Tanzanite from Merelani, Tanzania, 7 cm tall. Ex-Martin Zinn Coll.
Fluorite from Henan, China. 15 cm wide.
Elbaite from Paprock, Afghanistan. 10 cm tall.
Tourmaline from Jonas Mine.Overall 12 cm. Repaired specimen.
次に我が友Alpine Mineral CompanyのKevin Dixonが販売していた標本。
Aquamarine from Pakistan. 26 cm tall.
Red Fluorite form Chamonix.
Red Fluorite on Smoky Quartz from Chamonix.
Aquamarine from Pakistan. 8 cm tall.
Kevinは去年、親が病気で倒れたためサイトの更新どころじゃなかったそうです。今年は更新するつもりとの事。期待しましょう。
そしてKevinと組んでいるMajestic Minerals・Scott Wallaceの迫力満点な標本。
Calcite from Elmwood Mine, Tennesse. 20 cm.
会場は他にClarion Hotelや新しく開かれたQuality Inn等がありますが、僕にとっては特筆すべきものはありませんでした。ただ、Clarion HotelではCollector's Edge等が在庫処分セールを行っていて、多くのディーラーが集まっていました。そのほとんどは中国の蛍石等で、スイートホーム鉱山の菱マンガン鉱は出ていませんでした。
Innsuiteには師匠であるJeff Scovilさんも部屋を構えていて、連日のように写真を撮ってもらいにディーラーやコレクターがやってきていました。
今年は僕も勉強のために標本の写真を幾つか撮ってもらいました。スライドでの受け渡しが基本なのですが、あとでCDに焼いて送ってもらうことになっているので、届いたら公開します。
Jeff Scovil.
Jeffさんが出版している、鉱物・化石・宝飾品を撮影するための参考書 "Photographing minerals, Fossils and Lapidary materials". 標本を撮影するためのノウハウがすべて書かれているバイブルです。
先に述べたBrandyとJustinが企画する"The Crystal Ball"という鉱物ショーにVIPとして招待されたので行ってきました。今年で2回目です。Curvesというキャバレーで開かれました。ド迫力なおねえさん達がトップレス&T-バックで激しくポールダンスするのを見ながら鉱物を楽しむという、とんでもない企画です。
行ってみると、知っているあの人もこの人も来ています!満員御礼状態でございます。スケベ心に国境はありませんね。おねえさん達は踊るだけでなく、かぶりつきのお客さんに18禁なあんなことやこんなことをしています。とても書けません。目が点になりました。だらしなくポッカリ開いた口からよだれが流れていたかも知れません。いえ、きっとそうです。見たところ、日本人は僕しか来ていないようでした。僕以外の日本の業者さん達は皆さん非常に真面目ですので、さもありなん。
ダンサー代表のBrooklin嬢に僕の石を持ってもらって写真を撮りました。もちろん普通は写真撮影は禁止です。特別な許可をもらってのこと。VIPならではの特典でございます。
画像をクリックすると...
The Crystal Ball: http://www.zzyzxminerals.com/zzyzxpresents.html
さて、ショー前半を振り返ってみます。仕入品についてはサイトの更新をお待ちいただくとして、僕にとって重要なのはどれほどの人が来ているかということと良い標本が売れているかどうかということ。
来客数は駐車場の混み具合から見て去年と変わらないと思いました。何人かのディーラーに尋ねても同意見でした。まぁ変わるはずはないのですけれども。だってここは鉱物のメッカですから。もし来客数が減ったなら死活問題です。Innsuitesは出店者が去年よりかなり増えているので来訪者も多く、駐車スペースを探すのが大変だったほどです。
売れ行きのほうですが、今のところ低調なようです。付き合いが長くなるとつい本音が出てしまうもので、出店者のぼやきを少なからず耳にしました。実際、僕の標本もまだ売れていません。興味を示すお客さんが何人かいたのですが。
僕が宿泊しているモーテルの部屋ですが、結局1日経ってもお湯が出ず、さらにはお湯が出る部屋と出ない部屋があるということがわかった(何でやねん)ので、部屋を移ることになりました。新しい部屋は広くてキッチン付きなのでラッキー!かと思いきや、冷蔵庫が死んでいました。
仕方がないので毎日Innsuitesにある製氷器から氷を大量に失敬してきて冷蔵庫がわりに。
ま、毎年こんな調子で何らかのトラブルが待っているのでもう慣れました。
Part 2ではショー後半・Westward Lookで開かれたショーのレポートと総括をお送りします。
















